ファッション化するオタク文化 ~家族の再々集結を目指して~

FF7R3作目のタイトルはRE:END、ぜってーこれ。間違いなくこれ。確実確定確信でこれ。もし違ったら、僕に顔射してもいいし、されてもいいよ。マジで顔射賭ける。ビュルルルッッ!

「カツオです。せっかく家族が助けに来てくれたと思ったら、メラを通して父親と担任がホモセックスをやり始めて…。その上、ホモセックスの価値を理解できないのが僕だけとなれば、疎外感から頭をかきむしってしまうのです…」


「…むぅ、この辺りでいいか…」
「ふっ…互いに『覗き』過ぎましたかな……」
「二人のメラが消えた!お母さん、これって…!」
「お互いに見せる物を見せた、そういうことよ」
「ンンッ……、さすがに味わい深いな……」
「いや、こちらこそ……。これが磯野波平……」
「な、なんだよ…、この気怠いムード…。射精後の余韻だとでも言うのかよ…?そんなの見せられる僕の身にも……!」
「…では、いくぞ。先生」
「いつでもどうぞ…ッ」
「空気がピリついたでーす!」
「お兄ちゃん、姿勢低くして!」
「え、何を言って…」
「熱波焼塵!ギラッ!」
「大地を走る凍てつく刃!ヒャド!」
「うわああああ!お父さんのギラと先生のヒャドの激突ッ!?」
「どちらも低級呪文なのに、この威力…。魔力の高さ故さね。まだ小手調べだろうけど、ここを制するのはどっちか…」
「おじいちゃんが押してるでーす!」
「流石だな…。だが、これならどうだ?地を割り出づる氷塊!ヒャダルコ!」
「先生の切り替えもめっちゃ早いし…!ヒャドの負けに全然囚われてない…。アタシだったら絶対ムキになってるわ…。この冷徹な判断力がベテランってことなんだ……」
「そうよ、ワカメ。引き際と潔さ、これが一流の戦士の条件なのよ。でもね、お父さんはその上をいくわ」
「そー言ったって、ギラVSヒャダルコじゃ無謀過ぎでしょ…!?」
「えぇ、『ギラ』ならね」
「ムンッ!!」
「ええっ!?ギラでヒャダルコと拮抗してる!?あ…違うッ、あれは『ベギラマ』だわッ!でも、いつの間に!?どうやって!?」
ベギラマを詠唱したわけじゃないさね。そもそも、詠唱するための数秒さえ無かった。発動していたギラをベギラマに変えたってことさね…。すでに発動してしまっている魔法の組成を書き換えることで、詠唱を必要とせず高速で、しかもわずかな魔力消費で上級呪文へと変える高等技術『変位発動』。机上の空論だと思ってたけど、本当にできる人がいるなんてね…」
「早川さん、その空論を考えたのも、うちのお父さんなのよ」
「…あとで教科書にサインでもしてもらいたいさね」
「やるッ…!やるッ…!磯野波平、本当に大した男だ!韋駄天の煌めき、ピオリム!」
ピオリムによる高速移動。磯野くんのお父さんと距離を取りつつ撹乱する気さね…」
「つか、2、3秒前までヒャダルコを発動させてたのに、すぐさまピオリムの詠唱と発動に移れるって、あの人もそーとーヤバいじゃん…!魔法の発動には魔力はもちろん、集中力と体力だって必要なのに…!」
「単純な連続詠唱速度で言えば、おじいちゃん以上かもしれないでーす!」
「あら、ここで逃がすお父さんじゃないわよ」
「破ッ!」
「えええッ!?左手だけじゃなくて、右手からもベギラマを!?どうなってんのよ!?呪文の同時発動は、人間の精神構造では絶対に不可能なはずでしょ!?」
「右手に握っているのは、いかずちの杖…!確かにベギラマが封じ込められてるあの杖なら、自身のベギラマとは別に、もう一つのベギラマを発動させることができるけど…、2つ同時になんて凄まじいほど複雑な魔力操作が要求されるはず…!信じられないさね…!」
「擬似的な同時発動による超広範囲のベギラマは、結婚前からお父さんの十八番よ」
「全方位へのベギラマとなると、撹乱も意味なし…。先生に逃げ場はないさね…!」
「殺意を帯びた光と熱の波が先生を捉えたでーす!」
「ぐっ……!がっ…!」
「有効打!与えたッ、有効打!すごいわ!定年間際のリストラにビビってる窓際リーマンじゃないんだ!お父さん、そのままいっちゃえー!」
「第二次性徴期に入って、お父さんに反抗的な態度を見せるようになってきたけど、こうなると子供なんて調子いいんだから…。やっぱり大人の凄みっていうのを、子供に見せなくてはダメね」
「………あ、あはっ、あははは…。なんだよ、これ…。さっきまで気怠いムードだったじゃん、二人とも…。いきなり激烈な2回戦が始まって……、完全に僕、置いてかれてんじゃん…。こいつらの言ってることもわけわかんねーし…!ピ、ピロートークとかしろよ…。おっさん同士のピロートークしろっ……!」


カツオ、さらなる疎外感!
次回を待て!