ファッション化するオタク文化 ~家族の再々集結を目指して~

FF7R3作目のタイトルはRE:END、ぜってーこれ。間違いなくこれ。確実確定確信でこれ。もし違ったら、僕に顔射してもいいし、されてもいいよ。マジで顔射賭ける。ビュルルルッッ!

「カツオです。僕は監禁強姦されてただけなのに、早川さんは女の子の大切なモノを僕に捧げたなんてロマンスに浸っていて、男女の齟齬ってこういうことだよな…という少しの苛立ちとやり切れなさが心に溜まっていくのでした……」


「早川、磯野、授業の時間だ。傷つけ殺すだけが戦いでないことを教えてやろう。魔を喰らい、飲み干す光よ!マホトラ!」
「魔力吸収呪文のマホトラ!?僧侶のマスオ兄さんには天敵!」
「吸われるわけにはいかないなッ…!」
「うまいッ!マホトラの軌道を完全に読んでる!なんだかんだでマスオ兄さんはすげえ!」
「違う…、あれは読んだんじゃなくて、読まされたのさね…!」
「えっ、どういうこと…!?」
「かかったな」
「ぐっ…!体が…重いッ…!」
「マスオ兄さんの動きが止まった!?どうなってンの!?」
「あれはザメハさね…。対象の身体に不可視の重りを纏わせ、俊敏性を奪う呪文…」
「そ、そんな!先生は詠唱してないのに、どうして!?…あ、早川さんが以前にやった無言詠唱ってやつか…!?」
「単なる無言詠唱なら、ザメハは先生から放たれるはずさね。でも、今回は前もって設置されていたかのように、地面から発動した…」
「ぐっ、じ、時間差発動か…!使い手がいたとは…!」
「そう。事前に魔法を仕掛けておき、詠唱者の望むタイミングで発動させる技術。魔法に罠としての機能を持たせることができる」
マホトラはザメハの設置場所にマスオ兄さんを誘導させるためのものかよ…」
「これで高い回避能力も活かせなくなったな。では本命だ。魔を封じる魔陣!マホトーン!」
「がっ…!」
「ろくに動けない上に魔法まで封じられた…!マスオ兄さん、頼む!がんばってくれよぉ!」
「まだだぞ、磯野。100点の答案を作るためには最後まで見直しを怠らないことだ。悪夢に溺れよ!ラリホー!」
「うっ、くっ…!」
「マスオ兄さんが睡魔に苛まれるッ!」
「これでもう抵抗できまい。死んだも同然だ。……が、同然ではいけない。100点同然の答案も、提出しなければ点数はつかないのだから。完全に無力化したところで、攻撃呪文で確実に息の根を止める。磯野、これが終わったらじっくり責めてやるからな……!」
「マッ、マスオ兄さん!」
「が……あ………………あ………………」
「だ、ダメだッ!もうマスオ兄さんの意識は朦朧としてっ……死に体だッ!ああああ、結局ロクでもない結果にしかならないのかよ、僕の性春は!」
「誰にも私の邪魔などできないのだ!さぁマスオ、下校の時間だぞ!地を割り出づる氷塊!ヒャダル…」
「熱波焼塵 !光滅瞬閃!死導赤明!獄楽天舞ッ!!ベギラゴンッッ!!!」
「あああああッ!?光と熱が荒れ狂う灼熱の波になってマスオ兄さんを包む!?いや…ッ!マスオ兄さんを護っているッ!?ヒャダルコの氷塊を消し去ったこの閃光系最上位呪文はッ…!も、もしかして……!!」
「バカもんッッ!!」
「や、やっぱりお父さん!お父さんだッ!!」
「あ……あ………お、お義父……………さ……、よ、良かっ……………」
「カツオお兄ちゃんもパパも無事みたいでーす!」
「ちょ、何でお姉ちゃんがやられてんのよ…!?」
「落ち着きなさい、ワカメ。サザエはまだ生きているわ」
「タラちゃん、ワカメ、お母さんも!嬉しすぎるッ!家族の存在がこんなにも、こんなにも人の心を救うものだなんて!」
「磯野ファミリーが揃ってしまったか……。こうならないように、アトリエ周辺には強力な対魔力探知防御壁を展開しておいたのだが…」
「苦労はしたぞ。それなりにな」
磯野波平……。魔道を往く者でその名を知らぬ者はいない稀代の大魔術師。AB計画の発案者。こうして相見えることになるとは。幸か不幸か……」
「今さら怖気づいたかね、先生?」
「まさか。あなたのご子息を狙った時から覚悟はしていたよ」
「では、三者面談といこうか……!」


連載開始から10年、ついに一同に会した磯野ファミリー!子を巡る親と教師の激突の行方は!?
次回を待て!