「性倒錯者の基準は、要はテレビで報じられるようなステレオタイプな性犯罪者像を匂わせるような性質なことを言うらしい。ロリ、陰湿、普段はマジメ。ショタを性倒錯と呼ばないのは、一般の人間がショタという分野の存在を認知していないため。つまり、性倒錯の強弱の度合いによるのではなく、どれだけ大衆イメージに当てはめやすいかという、その一点に定義は集約されうる。そして性倒錯者を性倒錯者と罵る者は、マスコミの犬。パブリックイメージに煽られる一般大衆の体現者という結論になりました。」
以上が悪意会議によって決定したことですが、これは非常に分かりやすい答えであると言えます。
しかし、ビギナー向けの回答では満足できない方もいるでしょう。支える会の中には、現状に甘んじることなく更なる性倒錯の高みに登りたいと考えておられる会員の方も大勢いらっしゃいます。
その更なる高みこそが、性倒錯者の上位の存在である「聖倒錯者」、別名「到達者」であります。
毎年2月12日にその年の到達者が支える会より発表されます。これは前年度の性倒錯行為を多角的に評価し、最も倒錯していたと思われる会員の方に贈られる名誉ある称号であり、多くの会員の方が到達者を目指し日夜不断の努力を続けておられます。
そして、今回到達者に選ばれたのは…
この絵に覚えのある方です
怨耐氏は入会後間もないにも関わらず、ベテランに負けない経験と大胆な発言、何よりも少女、幼女に対する愛が評価され、今回の受賞に繋がりました。
また怨耐氏の受賞と同時に、最高審議会ではプロデューサー日記を聖典の一つとすべきであるとの意見も上がり、プロデューサー日記を参考に今までの到達者の概念をもう一度考え直すという大きな動きに繋がっていきました。
そこで、最高審議会は一週間にわたる到達者シンポジウムを開催。プロデューサー日記をゼロから読み直し、様々な角度から検証し、ついに今日「到達者十九条」が発表されることになりました。
一、いじめ、暴力、えっちなのはだめ。
二、オタメ。
三、ロックマンを極めている。
四、日常の幸せとかそういうのに弱い。
五、サークル内で自分の地位を築く発言も無論ロリ発言。
六、できることなら女の子に生まれたかった。
七、内気で、ただ待つことしか出来なくて、出来ることは神様に祈ることだけ。そんな女の子がたいそう好み。
八、女の子のフランクな友情に憧れる。
九、知遅れ、障害者萌え。
十、百合好き。やるからにはガチ百合。そして百合≠レズ。
十一、夜中に枕を抱きかかえた妹が少し泣きそうな顔をしながら部屋の扉を開けて「眠れないのぉ。一緒に寝ていい?」と言うシチュエーションについて、高校時代に友人と語り合った。
十二、少女のなでなでは男のロマン。ふうふうふうう。
十三、白ワンピの少女ツボ。
十四、プチED
十五、もう妹でも娘でもどっちでもいい。
十六、30秒あれば偏差値65以上のことは言える。
十七、レベルの高い画集の使い方できる。
十八、キモオタじゃなくて、ただの気持ち悪い人と言われたことがある。
十九、ピュア故の兇気。
以上です。本来ならもっと短くあるべきなのかもしれませんが、厳選に厳選を重ねた末に、どうしても外せないものだけを残しました。
最高審議会が特に注目したのは、聖典の中にはたびたび娘という単語がでてきていたことです。ロリというとどうしても妹のイメージが強くなってしまいますが、そこで敢えて娘を見る父親の視点に立つことにより、余計にピュア故の兇気が一層引き立っていると審議会メンバーも驚きを隠せない様子でした。
かつて偉大な先人は「お母さんこそが究極のお姉ちゃんである」との言葉を遺しましたが、この娘と妹というものもまた「娘こそが究極の妹である」と言えるのではないかと学会に波紋を呼んでいます。