ファッション化するオタク文化 ~家族の再々集結を目指して~

FF7R3作目のタイトルはRE:END、ぜってーこれ。間違いなくこれ。確実確定確信でこれ。もし違ったら、僕に顔射してもいいし、されてもいいよ。マジで顔射賭ける。ビュルルルッッ!

渡オタ秘密情報

タカキが木谷を「義父さん」と呼ぶのには理由があるのです。
これはゴーシが産まれる前のお話なのですが、タカシとの夫婦生活に耐えられなくなったイサ緒がタカキ(当時三歳)を連れて、家を出て行ったことがありました。
しかし、イサ緒の両親は既に他界していたために、頼れる相手といったら大学時代の知り合いでかつての恋人でもあった木谷しかいませんでした。
木谷はイサ緒とタカキを快く受け入れました。もともと木谷はイサ緒とタカシの結婚には反対だったため、これを機にイサ緒にもう一度やり直さないかという話をもちかけたのです。イサ緒はタカシとの生活に限界を感じていたために内心では木谷に惹かれていたのですが、タカキの手前ということもあり、なるべく自分の木谷に対する気持ちを抑えていました。
しかし、タカキの将来東大を受験することになる(結局落ちて学歴コンプレックス)優秀な頭脳と政治哲学に興味を持つことになる思想系精神は敏感にイサ緒の気持ちを感じ取り、母親のために今自分ができることは何かということを考えてしまうのでした。
その結果、タカキが導き出した答えは「母さんは父さんと仲が悪い→そして母さんは木谷に惹かれている→父さんと離婚して木谷と再婚する可能性が高い→現在の状態を考えると、自分は離婚後母さんに引き取られるだろう→つまり木谷が義理の父親になる→恐らく離婚に関する問題でもっとも母さんが悩んでいるのは子供のこと、俺のことだ。俺が木谷を父として受け入れられるかどうか、それが母さんを悩ませているんだ。だから、母さんは今一歩のところで父さんから自由になれずにいる→俺が木谷を受け入れれば母さんを苦しめる要素は無くなる。母さんは笑ってくれる→しかし、どうしたら母さんに俺が木谷を父として受け入れるほどに慕っているということを自然な形でアピールできるだろうか→俺が木谷に甘えている姿を母さんに存分に見せつける作戦はどうだろう?→…いや、駄目だ。俺の普段の木谷に対する態度を思い出してみろ。俺は三歳とは思えないほどに見下した目つきで木谷を見ているんだぞ。…まぁ、あんなつまんねー上に儲からない商売やってる奴は見下されて当然だが…。いや、今はそんなことはどうでもいいか。それにこないだ深夜に母さんと木谷が話してるのを盗み聞きしたが、木谷も「なんか僕はタカキ君に見下されてるような気がするんだよね。ハッハッハ」とか言ってたしな。ある程度勘づかれているのだから、この作戦は不自然だ。母さんに無理をしてると思われるかもしれない→では、母さんに直接「ボク、木谷のおじちゃんがおとうさんでもだいじょうぶだよ、えへへ。」と言う三歳児のあどけなさを生かしたアプローチでいくか?→いや、これでは逆に母さんが俺に同情してしまい、結局父さんのところへ戻るという結果に繋がりかねない→クソッ、どうすれば…→そうだ、何気ない日常の会話の中で俺が木谷のことを「義父さん」と呼び始めればいいんじゃないだろうか→俺はまだ三歳。一緒に暮らしていくうちに木谷に父親を感じるようになり、最初は呼び方だけだったのが、いつの間にか木谷の全てを父として受け入れられるようになっていくという設定でも三歳ならば無理がない。このやり方ではある程度時間がかかってしまうが、母さんの気持ちを大事にしなくてはいけないデリケートな問題なんだ。長期的なスパンで考えた方が良い→よし、これでいこう」ということになり、タカキは木谷を義父さんと呼び始めたのでした。
しかし、この後すぐにイサ緒のお腹にはゴーシがいることが発覚し、タカシの両親であるヒロシゲ&ぽじ夫妻からの説得もあり、イサ緒とタカキは海堂家に戻ることになったのでした。
しかし、それから二十年近く経った今、かつてはタカシとイサ緒に夫婦の絆を取り戻させる役割を担ったゴーシがイサ緒を蒸発させてしまい、さらにイサ緒のブロッコリー就職の可能性が高まっていることが木谷とイサ緒の復縁に拍車をかけているのでありました…。