ファッション化するオタク文化 ~家族の再々集結を目指して~

FF7R3作目のタイトルはRE:END、ぜってーこれ。間違いなくこれ。確実確定確信でこれ。もし違ったら、僕に顔射してもいいし、されてもいいよ。マジで顔射賭ける。ビュルルルッッ!

過誤

「カ、カツオですッ…!失敗作のカツオですっ……!失敗作…ッ…!ぼっ、僕が…親公認の失敗作…!」

 

 

「気をしっかり持つでーす!カツオお兄ちゃんが出来損ないなのは、今に始まったことじゃないでーす!」

「…じゃあ、わざわざ失敗作のお兄ちゃんを拉致監禁してたのはなんで?それにどうしてお姉ちゃんは狙わなかったの?」

「フグ田サザエは完全な失敗作だからだ。だが、磯野は希望のある失敗作といったところでね。だから、勇者の可能性を持つ者なのさ」

「それとセックスとどういう関係が……!」

「…ワカメ、あとはワシが説明する…」

「過去の恥部を話す気になったか、波平」

「今となっては空想に近い存在として語られる勇者だが、はるか昔、確かに実在していたのだ。勇者とは天空人の血をひく存在だったという」

「だが、今の世では天空人の血など絶えてしまった。勇者がどこにもいないなら、自分で造ってしまえばいい。そう考えたのが、お前達の父親だった。天空人とは神に近い存在だ。それを人間が造ろうというのだから、神をも恐れぬ行為と言える」

「な、なんでそんなことしようと思ったのよ…!?」

「……知的好奇心に負けたのだ。若い頃のワシは力と才能に溢れていた。溺れていたと言ってもいい。実力を過信し、魔道を極めたいという心を抑えられず、禁忌と分かっていながら、神の領域に手を出した。ワシならイケる!そう思ってしまった。だから、自分の精子と母さんの子宮に魔的処置を施して、擬似的に天空人の血を作りだそうとした……」

「だが、結果はどうだった?」

「サザエもカツオも普通の人間として生まれた…。もうこれ無理じゃんと諦めて、普通にセックスを楽しんでデキた子供がお前だ、ワカメ…」

「それ聞かされて、アタシはどんな顔すりゃいいのよ……」

「だが、可能性が完全に消えたわけではなかった。サザエにもカツオにも普通の人間にはない『勇者のDNA』と呼べるモノが細胞の中に眠っている。他のDNAと交わることで、それが活性化し、勇者が生まれるのではないか……。そういう可能性もあったのだが、サザエはマスオ君と交わってもダメだった。タラちゃんがその結果だ」

「でも、独身子なしのお兄ちゃんになら、まだ勇者の父親になれる可能性がある…?」

「そういうことだ…。だからカツオが狙われた。だが先生、なぜ勇者をそこまで欲しがる…?」

 

次回を待て!